2014年7月25日『アキナinNGK』



発表から約2カ月半、ついにこの日がやってきました。

インタビュー記事で「一冊の本のような」とおっしゃっていたので、その真相が気になってなおさら楽しみにしていました。




























アキナinNGK

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【漫才】高校野球
あいさつも含めつつの漫才。
コンビ結成から1年9ヶ月でのNGK単独は史上最短なんですねー!
その次がモンスターエンジンの2年と…何か月だったかな?←
どちらもトリオからコンビになっての偉業で、すごいなと思いました。

ネタの内容は、既存のネタを色々組み替えたような感じ。
やはりキャプテンの言葉の件(くだり)で、山名さんが暴走してボケ連発するところがすごく好きです。
ラストに持って来る「優しい言葉シリーズ」(勝手に命名)は初めて聞いたフレーズでした。


【VTR】オープニング
いわゆるウラ難波的な路地を歩く二人をコマ送りで。
写真の優しい色合いとお二人の表情に、こちらの頬もゆるみました。


【VTR】『プロローグ』
とある古本屋さんにやってきた秋山少年(中高生くらい)は店長らしきおじさん(山名さん)に、読書感想文に適した本はどこにあるのかと聞く。
おじさんが指さした棚を物色していると、秋山少年はとある本に目をつけ手にとった。
その本を開いてみると、ページは全て白紙である。

この白紙ページに毎回各コントのタイトルが浮かび上がり、暗転を挟んだのちにコントがスタートします。


【コント】『僕が行く。いや、俺が行く』
秋山さんの第一声「デカ長大変です!」がめちゃくちゃきれいにすぱーんと響いて、一気に緊張感が走りました。
その後の展開も緊張感あふれる間合いとスピードがとても大事だったので、ものすごく入り込みやすかったです。
水面下で繰り広げられる心理戦の中、たまにやってくる沈黙と、その後の言葉の掛け合いがものすごく面白かったです。

第三者の「木下」を呼び間違えた山名さん…w
別のコントで出てくる「木村」と間違えたっぽい。


【スライドショー】
先ほどのコントのその後で各キャラクターが見せる表情をお届け。
ex)葬式で強烈な眠気に襲われて耐えている表情etc


【コント】『海沿いで生まれたからさ』
海沿いで生まれたからと、世間のもの(コーラやポテチ)を知らない山ちゃんと、それ付き合う友人の秋ちゃん。
秋ちゃんにとっては聞きなれない、海沿い独特の比喩表現やことわざを使いこなす山ちゃん。
…しかし、山ちゃんにある疑惑が浮上する。

どこかまた別の機会でこれの真相編などが見られたらいいのにな、と思いました。
山ちゃんの身に昔なにが起こったのか気になって仕方ないのですw


【スライドショー】山名文和のIt’s a small world
中学2年生の修学旅行でディズニーランドに行った記憶をたよりに、山名さんがディズニーキャラクターたちを描いてみた。
おたふくみたいなミニーちゃんと、山名さんそっくりの糸目なプリンセスたちがものすごく面白かったですw


【コント】『「命」に差はあるのかもしれない』
卒業単独で披露したコント「リトルバードとビックスター」の改訂版。
2月に見た時点では、あの単独の中では一番好きだけどオチだけちょっとだけ損してるような印象だったのですが、それが秋山さんのすぱーーんとしたセリフで終わったので、個人的にはすごく心地よかったです。
そしてやはり、山名さんが淡々とした口調で、鳥の価値を否定していくところがたまらなく好きです。


【VTR】
先ほどのコントで秋山さんが飼っていた鳥とその仲間の鳥の会話。
画面には、同じ鳥かごに入れられた2羽(レプリカ)がひたすら映し出されています。
声はもちろん秋山さんと山名さん。
基本ローテンションで人間臭いリアルな会話をしていく中、たまに本気の仕事をしてくれるカメラワークで何度も笑いました。
レリゴーに乗っかっておくならもう今年の夏しかないですね。


【コント】『もし良かったらやってみないか?』
いじめられっこの賢坊(秋山さん)をいつも助けてくれる三郎兄ちゃん(山名さん)
三郎兄ちゃんの強さの秘密はその習い事にあるらしく、賢坊も始めてみたらどうだと三郎兄ちゃんが誘いをかける。
しかし月謝や時間を心配し渋る賢坊。
そこで三郎兄ちゃんはその心配を解消してくれる、さまざまなオプションについて語りだす。

聞いたことがあるけど一体なんのオマージュなのか、現状適切な表現が見当たりません。
進研ゼミの勧誘文句や、テレビショッピング・ラジオショッピングのテンションが混ざり合った感じでしょうか…。

あとアキナの単独には、ダンスが必ず入っているものなのでしょうか。笑
「「海人見つけて回し蹴り♪」」
意外にも秋山さんのほうがステップ危なげでしたw
歌い踊るときの山名さん、本当にいい笑顔だったな…。


【VTR】入塾学力テスト
秋山さんの学力を計る。
個人的に衝撃的だったものをいくつか。
吾輩は猫である。名は「タマ」
・2の6乗→「12」
・Hzを「エイチツー」と読む(zと2を見間違う)
・生類憐みの令の説明
・take off!→降りる
リア充はなんの略か→「リアル充電」
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国語も数学も科学も歴史も英語も、さらには若者言葉(?)まで見事に不正解でした。
VTRの最後に、全て回答し終えた秋山さんがペンをぺちんと置いて、「できたっ」と言ったのが収められていて、それがものすごくかわいかったです←


【コント】『さすが小説家さん、表現の仕方が素晴らしい』
殺人事件の真相を握っているであろう小説家・山名に、事情を聞きにやって来た刑事の秋山。
自殺を図っていた山名をなんとかとめ、事件の真相を聞き出そうとする。
自分と恋仲にあった女性、それにまつわる今回の被害者の実態について、口早に真実を語る山名であったが、その言葉は小説家独特で…。

個人的にええな!て惹かれたのは、ふとした瞬間の秋山さんの演技。
リアリティを出すのに必要な動作を絶対に省略しないんだあと思いました。
でもたぶんそれは無意識的にやってるだろうから、なおさらええな!て思ったのです。

山名さんのセリフ全体が独特の比喩表現で内容が濃かったので、何度でも見たくなるコントでした。
たぶんこれならいろんな舞台で出来るはず…!また見たい!!


【VTR】秋山巡査部長の事件報告書
先ほどの小説家の供述内容をまとめた報告書を書く秋山巡査部長。
秋山さんの声と、それに合わせて画面に映し出された報告書の紙が文字で埋まっていきます。
報告内容だけでなく、巡査部長のちょっぴりおばかで適当な独り言などが面白かったです。
後半は素の秋山さんに近づけたのだろうなあ。笑

【コント】『西のハイエナがこの森に向かっている』
これは!舞台装置(セット)がすごかったです!!
2メートルほどの岩の上に森の王者(山名さん)が腰を下ろし、それを取り囲む森の動物たち(リアルな動物の背中が描かれたパネル…とタヌキ役の秋山さん)。
わずか数十頭の森の動物たちで、西から向かって来ているというハイエナ100万(?)頭を迎え撃つにはそれぞれがどう立ち向かうべきか、森の王者がその作戦を皆に指示を出し始める。

セットがすごいし、秋山さんのタヌキメイクめっちゃおもしろいし、オチでまさかの暗転ミスあったしで、いろんな意味でインパクト大のコントでした。
あの規模のセットは大きな会場でしか出来ない。


【VTR】どっちが劣っているか決めよう
森の会議に呼んでもらえなかったウサギ(山名さん)とリス(秋山さん)が、どちらが劣っているかを競うゲーム。
ちなみにお二人とももふもふの衣装でした。

ゲームの内容は、ガラケーの頭を交互に押して行って、携帯が自力でぱたんと閉まってしまったほうが負け。
番犬バウワウみたいな感じですかね。
結果は秋山さんのターンで閉まってしまい、山名さんの勝利!
でも携帯のマイク辺りを押さえていたのは山名さんなので、指が挟まっていましたw

罰ゲームは、秋山さんの腹毛焼き。
5月の漫才単独のとき同様、チャッカマンを手にした山名さんはピロートークの如き添い寝。
この企画は、綿(めん)と共に毛が焼け滅び、その熱さに悶える秋山さんのリアクションもさることながら、着火しておきながらものすごい勢いでごろごろごろ!と転がっていく山名さんのほうが面白くて注目してしまいますw
そしてまた露わになるヘソのホクロ。


【コント】『追い回すので、ほんま大変ですね』
田舎で農業を営んでいる名村さん(山名さん)と若者(名前忘れた)(秋山さん)
無農薬で野菜を作っている名村さんの畑には、たびたび野生の動物たちがやってくる。
先日も畑に忍び込んでいたイノシシを蹴って退治したという名村さん。
すると若者が、自らが飼っている犬にまつわる話を、名村さんに尋ね始める。

前半はしょんぼり名村さんがかわいいなあって印象だったのですが、最後のほうは秋山さんがひたすら暴言を吐きまくるので、怒りの感情を表立たせている秋山さんはちょっと新鮮で面白かったです。
本当は、最後は二人乗りではける段取りだったのかなあ。
秋山さんが山名さんを引きずっている方が格段に面白かったので結果的にはよかったのですがw


【VTR】名村さんタイムショック
名村さんのパーソナルに関する問題。
得意技が前蹴りだったりタイピングだったりしたのは、確実に山名さん自身の特技なんだろうなあ。笑
質問に答えていく名村さんがひたすらにかわいかったです。


【コント】『ずっと友達でいたいからさ』
兄弟が多くバイト代を家に入れている山名さんと、バイクを所有しおしゃれでかっこいい秋山さんは、大学の友人。
山名さんが登場した時点で待ってました!みたいな笑いが起きていたので、以前からあるネタみたいですね。

根っからダサくて手の付けようがない上にセコいことを言い出す山名さんですが、なぜか憎めないようなキャラクターでした。
絶対に幸せになってほしい、あのキャラには。笑


【VTR】欲しいものノート
先ほどのコントで出てきた山名さんのキャラクターが欲しいものを書き並べたノート。
スケールが大きいのか小さいのかよく分からなくて、その夢の自由度が子どものようでかわいらしかったです。


【コント】『エピローグ』
秋山少年の楽しみは、公園に住むおじさん(山名さん)に、本を読み聞かせもらうこと。
最近ではおじさんから聞いた話を学校でするとクラスメイトが興味を示してくれるようになり、友達も出来た様子。
しかし秋山少年はおじさんとすごす時間が大好きで、学校帰りには必ず公園に遊びに来ていた。
ものすごいボリュームでぼっさぼさのかつらを被った山名さんはホームレス役。
懐から『Diary』と書かれた白い本を出し、秋山少年に様々な物語を読み聞かせていた。
しかし本の中身は秋山少年に絶対に見せようとはしない。

2人は会話の端々に、私たちにも聞き覚えのある言葉遊びやボケを挟んでは笑っている。
今まで見てきたコントこそが、このおじさんが少年に読み聞かせてきた物語だったのです。

ある日、日が暮れてから公園を訪れた秋山少年だが、おじさんの姿はなく他のホームレスたちの姿や家もなくなっていた。
公園のテントなどは行政に強制撤去され、そこにいた人たちもみなどこかへ行ってしまったのだった。
秋山少年はふと、おじさんが持ち歩いていたあの本を見つけ、手に取った。
初めて自ら開いたその本の中身は、白紙。
今までおじさんが読み聞かせてくれていたものだと思っていた秋山少年がその事実に驚いていると、遅い帰りを心配した母親(山名さん)が公園に迎えにやってきた。
秋山少年が手に持っていた本を取り上げると母親はそれを公園のゴミ箱に投げ入れた。
自分にとっては大切なものであった本を投げ捨てた母親に「ぶすー!」と叫ぶと、秋山少年は母親の元から走って去っていった。


【VTR】『エンドロール』
エンドロールが流れる横でVTRも。
場面は再びオープニングの古本屋。
あれから数年経ち学ラン姿の秋山少年は、古本屋で再びあの白紙の本『Diary』を開いていたのだった。
白紙のページに浮かび上がるコントタイトルの文字は、秋山少年にしか見えない物語の世界。

レジで白紙の本を買おうとすると店長のおじさん(山名さん)は、こんな本を売ったら店の評判が下がると言ってなかなか売ろうとはしてくれない。
秋山少年と店長さんの押し問答で物語は幕を閉じた。


【エンディング】
最後のエピローグの衣装のまま登場したおふたり。
柄々でぺらぺらの、若干ヤンママ臭のするおかん姿の山名さんと、半ズボン姿の秋山さん。

この日開演前に200枚限定で販売されていたサイン入りポスター。
あと100枚ほどあるのでぜひ買ってください、とのことでした。
余ってるやん…w
終演後のロビーでも売れてはいる様子でしたが、最終的どうなったのか気になります。笑
ちなみに買いました。
だってスタッフのお兄さんがすごい頑張って宣伝してたから…。

その終演後のロビーでは、劇中で使用した小道具やセットを公開。
インコにはきちんと包帯が巻かれていました。

そしてDiaryのプレゼント!
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中身はパンフレットのように、今回のコントタイトルとそれぞれに対する秋山少年の感想が綴られています。
これについては後日アキナの話にてお話しされていたので、そちらでちらっと触れようと思います。出来たら。



コント尽くしだった今回のNGKでの単独ライブ。
本当にお二人がコントを大好きなのが伝わってきたし、ブリッジやおみやげのパンフレットも含めてお客さんを楽しませよう喜ばせようという気持ちが隅々にはまで張り巡らされていて、生の舞台を見に行くってやっぱり大事だなって改めて思いました。
作り手の熱量が直に伝わってくるから。
衣装のチョイスも絶妙で好き。

今までアキナは漫才のほうがおもしろいと思っていたのも、大いに覆された気分です。
アキナを知ったきっかけが漫才で、その後初めて見に行った単独のコントが結構やわやわだったから、コントに関してはあんまり好きになれないなあって思っていたのに。
今回の単独ライブを通して、アキナのコントも応援していきたいなって心の底から思いました。