2014年6月26日(7月1日)「ビーフケーキ近藤企画『F山団地』」




主に言い切りの形で終わっている文章が概要・状況の説明で、「ですます」調の文章がゲスト陣の反応や自分自身の感想などです。

その違いをなんとなく意識しながら読み進めていただければ、芝居と企画の差異が明確になるかと思われます。


































F山団地

f:id:softlife_art:20160412105043j:image



【芝居メンバー】
エノ ツバサ  川口さん(てんしとあくま)
エノ ランコ  ななえさん(プリンストン)
エノ ハネコ  山口さん(ロシアン生まれ)
エノ ウメノリ 畠山さん(シチガツ)
アメリカちゃん 白井さん(トリプルスペイン)

エノシタ 浦井さん(男性ブランコ)
セカイ  辻井さん(アイロンヘッド)

【エキストラ】
郵便配達員 近藤さん(ビーフケーキ)


【企画メンバー(1日目)】
ノノハラ ヒロシ   奥田さん(学天即)
ノノハラ ミサエ   キバさん(モストデンジャラス)
ノノハラ シンノスケ 木尾さん(シンクロック)
ノノハラ マスノスケ 石井さん(コマンダンテ)

【企画メンバー(2日目)】
ノノハラ ヒロシ   河野さん(プリマ旦那)
ノノハラ ミサエ   ゆうへいさん(吉田たち)
ノノハラ シンノスケ 野村さん(プリマ旦那)
ノノハラ バクノスケ こうへいさん(吉田たち)





不幸山団地の304号室に住む、エノ家。

夜8時、帰宅したツバサとそれを迎え入れるのは妻・ランコ。
ツバサは仕事用のカバンと共に、洗濯物が架かったハンガーを手にしている。

不幸山団地では盗難などのトラブルを防ぐため、洗濯物は夕方の5時までに取り込まなくてはならない。
1階のとある部屋で干しっぱなしになっていたそれらを、今回はそういったトラブルになる前にわざと預かってきたのだと説明するツバサ。

ランコは諸手を挙げてツバサの行動を肯定、賛同する。

エノ家の夫婦は自分たちがその団地にふさわしい行動をとることを大変重要視しているようで、ツバサに至っては翌日越してくる“お隣さん”のために会社から休みを取っていた。
きっと挨拶にやってくるであろうお隣さんに、失礼なことがあってはならないと。


同時にツバサは、自身の子どものしつけについて大変厳しい。
父親である自分が帰ってきたのにも関わらず挨拶を忘れたハネコと、「おしっこに行きたい」と主張するウメノリに平手打ちをくらわせた。

「なぜ寝る前に行かなかったんだ」とウメノリを一蹴すると、トイレに行かせることもなく「もう寝なさい」と強制するツバサ。

「「おやすみなさい、パパン。おやすみなさい、ママン。」」

ハネコとウメノリは子ども部屋へ戻っていった。

「本当によく出来たいい子たちだよ…お前に似て」
「…どういう意味ですか?」

夫婦仲は、どこか冷たさを感じさせるものがある。


ランコは、下の階に住むエノシタと不倫関係にあった。

ツバサがランコを責めるように大声をあげると、それを聞きつけたエノシタは必ずエノ家に現れて、あくまで“ご近所さん”として苦情を申し立てる。

しかしその後エノシタが廊下へ出るとランコは必ずその姿を追い、二人は団地の廊下で抱き合うのであった。



以上がOP、プロローグ的なさわりの部分です。

エノ一家の空気感、ランコとエノシタの関係、不幸山団地の規則などをさらっと紹介する形でありながらも、セリフや音響にはすでに伏線が張られていて、2回目に見たときにはこの時点で鳥肌が立つ箇所がいくつかありました。



スクリーンに映し出されたのは、エノ家の隣に越してきたノノハラ家の様子。
それぞれの企画メンバーが、演出さんに“指示された”通りセリフとモーションをぎこちなくこなしていきます。

「僕も部屋ほしい」と次男(1日目マスノスケ・2日目バクノスケ)が駄々を捏ね、その横で笑い続けるのは辻井さん演じる不動産屋セカイ。
このシーンだけで何十秒にもわたり尺が使われ、アングルを変えながらもひたすら同じシーンが続きます。

ちなみにここに関しては、1日目にマスノスケ担当した石井さんのインパクトが大変強いです。笑

このVTRの中で企画メンバーにも配役があることが明らかになり、名前も公開となるのですが、「ミサエ」で客席がざわつき「ヒロシ」で爆笑になる流れが最高に面白かったです。
あの国民的アニメのご家族じゃないかと!笑



セカイの勧めで、越してきた当日にお隣さんに挨拶に行くことになったノノハラ一家はミサエの帰りを待ち、セカイに連れられてエノ家を訪れた。

家族4人そろって今か今かと、お隣さんの挨拶を待ち受けていたエノ家(主にツバサとランコ)
ランコが玄関の扉を開けると、ノノハラ一家とセカイがエノ家に足を踏み入れる。


段取りを何一つ聞かされていない企画メンバーは、舞台上でもそわそわと所在なさげ。
一段一段強度を確かめながら階段を下りる河野さんが面白かったですw

またノノハラ家が自己紹介を促されヒロシが名乗りに1歩前へ出ると、どこか聞き覚えのあるメロディとトレンディな照明、そしてヒロシ役へあてられるスポットライト。
「…。ヒロシです…っ」
奥田さんも河野さんもそれぞれ計3回するハメになっていましたw


エノ家にはツバサ・ランコ・ハネコ・ウメノリの他に、ランコの父である“アメリカちゃん”が住んでいる。

ランコとセカイに両脇を支えられながら盛大な音楽と共に現れる、白井さん演じるアメリカちゃん。
「不幸山団地304室の大キチ○イ、アメリカちゃんです!!!」

アメリカちゃんは自他共に認めるキチ○イ。腹巻きには蛇を飼っています。
白井さんの声があまりに大きくて響くからか、一部のゼラ(照明の色セロファン)が振動していました。

ちなみに1日目終了後のトークショーではアメリカちゃんに次ぐ白井さんの役名を募集したのですが、近藤さんの目に留まるものはなかったようで、結局2日目もアメリカちゃんのままでした。


過去にアメリカちゃんが座布団を捨ててしまったため用意ができず、ランコは代わりにと子ども部屋から布団を持って来る。

セカイ「尻に敷けるものならなんでも構いません」
用意されたふとんに真っ先に座るのはセカイ。それ続いてゲスト陣が布団に腰を下ろす―――

*1日目***
それに続いて奥田さんが腰をおろすのですが、直後に「びっしゃびしゃやん!!!!」と飛び上がります。

そして奥田さんの濡れたズボンを脱がせにかかるプリンストンななえさん。
跪いた状態でベルトと外しズボンを下ろさせる図はやらしくて恥ずかしくて、なのにめちゃくちゃおもしろくて苦しかったですw

そうして奥田さんは、トップス・下着・靴下という状態で、終盤まで舞台に立たされることになります。笑

*2日目***
一番先に腰を下ろしたのは野村さん。それに続いて河野さんが正座の形で膝を着ける。
ほぼ同時に飛び上がって「濡れてるやん!!」とプリマ旦那のお二人。

ゆうへいさんは科学繊維のロングスカートなのでほとんど被害なし、こうへいさんもほとんどお尻をつけていなかったため無事だったようです。

そして奥田さん同様、ズボンを脱がされる河野さん。
玄関へ向かう階段に足をかけるほど逃げようと抵抗していましたが、それでも絶対に手を離さないななえさん。

ゆ「わ、私がやりましょうか?」
全体を通して、ゆうへいさんがきちんとミサエ役を全うしようとしていてそのたびに爆笑が起こっていましたw
*******

一瞬腰を下ろしただけでズボンが濡れてしまうくらいびしゃびしゃの布団へいつまでも座っている辻井さん。
軽く1分以上座ってから、やっとこさ気づいたかのようなリアクションを取り立ち上がると、ベージュのズボンは後ろがぐっしょり濡れていました。

ちなみにアフタートークショーによると、辻井さんはこのシーンのためにノーパンだったそうです!
結局舞台が終了するまで辻井さんのお尻は濡れたままでしたw


ランコが子ども部屋から持ってきたふとんはウメノリのもの。
おねしょをしたことがバレたウメノリは、ツバサに連れられて子ども部屋へ。

アメリカちゃんにお茶を入れてくれと頼まれたハネコも、ウメノリが気になると不安げな表情を浮かべ子ども部屋へ走っていった。


ハネコにお茶を用意してもらえなかったアメリカちゃんは急性の脱水症状に陥る。
お茶を入れてあげてください!と懇願するセカイに、「“急性の”脱水症状なんかあるか!」「お前が入れろ」とゲスト陣。

そんな中、脱水症状に苦しむアメリカちゃんの絶叫を聞きつけたエノシタがエノ家のチャイムを鳴らす。

今回はツバサの暴力でなく、自分の勘違いだと察したエノシタは次回は梨を持ってお詫びに来ます、部屋をあとにした。
そしてそれを追うランコ。冒頭のシーン同様、エノシタとランコは扉の前で抱き合う。

抱き合った後に股間を握り欲望を訴えるエノシタだが、ランコはノノハラ家の訪問を理由に「今日はダメ」と拒否。
股間を握りそのまま去っていくエノシタさんの姿が少々情けなく感じました。笑
何歳なんだろうか、エノシタさんは。

ちなみにエノシタさんは常に土足で上がり込みます。笑


エノシタとランコが抱擁をしている間、赤い照明とムーディな音響が流れ、その空気感の中でありながらも、再び思い出したかのように「お茶を入れてあげてください!」と懇願するセカイ。
1日目は石井さん演じるマスノスケ、2日目は野村さん演じるシンノスケが、冷蔵庫からお茶を取りだしアメリカちゃんの口へ運んだ。

エノシタと別れた後リビングに戻ってきたランコはヒロシへ扇情的な表情を向けると奥の部屋へ消える。
河「誘惑されてるうー!?」


無事に急性の(笑)脱水症状から回復したアメリカちゃんは、ノノハラ家に引っ越し祝いを用意するという。
ただし、それはゲームに挑戦しクリアすれば手に入れることが出来る。

(コーナー:アメリカちゃんバウワウ)

1日目はゲームクリアならず。2日目はクリア。

アメリカちゃんが腹巻きから小瓶を取り出す。中身は“カラスの卵巣”

どす黒くもありどこか紫がかったような、とにかく見たこともないような物体が入っていて、それを受け取った吉田たち・プリマ旦那は困惑。

価値が理解できずありがたみもなさげなノノハラ家を見て、セカイは憤慨するとシンノスケの手から小瓶を奪うと中身を開けて胃の中へ流し込んだ。

セカイ「なにがなんでも共益費は倍ですからね」

正体不明の液体を飲みこんだ辻井さんへの悲鳴が上がりました。


場面は変わって子ども部屋。

ツバサからおねしょを咎められるウメノリに、ハネコは自分にも責任はあるのだと助け舟を出す。
汗を流しながら尿意に耐えていたウメノリを気の毒に思ったハネコは、布団に用をたすよう提案し、自分の布団で一緒に寝たのだと真実を話す。

しかし事実を聞いてもなお、新しいお隣さんの前で恥をかかされたことが許せないツバサは2人の頬に平手打ちをくらわせた。そして、

ツ「ごはん抜き、水も抜きだ」
ウメノリに、1週間の飲食を禁ずる。

ハ「そんなのウメノリ死んじゃうよ!もう3日も食べてないのに!水も禁止だなんて」
ツ「死ぬかどうかなんてやってみなくちゃ分からないだろ」

ウメノリを守ろうと父親に異議を唱えるハネコと、その場に両膝をついてもはや動かないウメノリ。
ただ目を見開いて床を見つめる畠山さんもといウメノリが、気の毒でありながらどこか恐ろしかったです。

ツバサが出て行った子ども部屋。
ハネコとウメノリが絶望のまなざしで床に膝をつけている。

ハ「ごめんね、あんなやつで」
ウ「あんなやつ、死んじゃえばいいのに…っ」

二人は血の繋がっていない姉弟。

ハネコはツバサの、ウメノリはランコの連れ子なのである。


リビングに戻ってきたツバサはシンノスケとマスノスケ(バクノスケ)に、子ども部屋で自分の子どもたちと遊んでやってくれないかと提案する。

また、昼寝を望むアメリカちゃんを抱え、ツバサとセカイは奥の部屋へ。
自ら昼寝を望んでおきながら、両脇を抱えられた瞬間に抵抗しはじめるアメリカちゃんはやはりキチ○イ。

たったふたり、舞台上に残されるヒロシとミサエ。
しかしほどなくして、ハネコがミサエを子ども部屋へ呼ぶ。

一人になってしまったヒロシ。
奥田さんは今の内にとリビングの至る箇所を観察してやろうとウロウロ、河野さんは「一人?!」と客席に盛大な問いかけ。

リビングにたったひとり所在なさげなヒロシの元に、ランコがしっかりと乾燥されたヒロシのズボンを持って戻ってきた。

ズボンを手に持ち、ヒロシが足を通すのを待ち構えるランコ。
埒が明かないと理解したヒロシは仕方なく、ランコが持つズボンに足を通す。

ランコがヒロシのズボンを太もも辺りにまで引き上げたその時、土産の梨を片手にしたエノシタが玄関の扉を開けた。

不倫相手のランコが、新たな隣人のもとに跪いて、そのズボンに手をかけている。
土産に持ってきた梨を取り落とし、戸惑いを隠せないエノシタ。

エ「(ランコに向かって)あんた、これが最初じゃないんだろ!」
「違う」「違わないさ」の押し問答。

エ「(ヒロシに向かって)なるほどな…パンツの鎧を被った、大きなペ○スの兵隊さんが来たってわけだ!」

全く隠語になっていない、隠しきれていないときちんとツッコむ両ヒロシ。
アフタートークショーでも浦井さん言わされていましたが、これはある意味本当に神掛かったセリフなのではないでしょうかw

エ「今度は、梨よりいいもの持ってきますから」

エノシタが出て行った直後、ランコがひたすらヒロシを扇情的な目で見つめる時間があるのですが、戸惑い続けながら出来る限りのボキャブラリーを駆使する奥田さんと、完全に諦めて「もう知らん!好きにしてくれ!」と投げやりになってされるがままになる河野さん。

そして下手のパネル上部からそれをじっと見つめるセカイさん…あれは一体なにを意味していたんだろう。
セカイさんはあの団地のことなら各家庭についてでも全て把握してそうだなあと思いました。
完全にただの想像ですが。


アメリカちゃんを寝かしつけたツバサとセカイがリビングに戻ってくる。
床に転がっている複数個の梨を不審に思うツバサを尻目に、ランコは素知らぬ顔で梨を蹴って転がせると、下の階へと落としていった。

ツ「そんなことをしたら下の階の人に迷惑じゃないか」
ラ「あらそうかしら」


ほどなくして、子ども部屋に行っていた面々もリビングへ戻ってくる。

再びリビングに揃ったノノハラ家を前にランコはお茶を用意しようと冷蔵庫を開けると、その違和感に気づいた。
自分たちは飲んだ覚えがないのに、お茶が減っている。

ツバサとランコがお茶の減りについて相談している最中、「やばい」と焦りの表情を見せてくれる野村さん。

また、アメリカちゃんにお茶をいれてくれと催促をしていたはずのセカイがノノハラ家をすごい形相でにらんでいて、一日目のメンバーが「なんでお前がそんな顔で見んねん」「お前がやれって言ってたやん」
二日目のメンバーはそれには気づかなかったようです。

「あの小汚い子どもたちがやったに違いない」とノノハラ家の子どもを疑うツバサとランコ。


(コーナー:)


ゲームを楽しんだエノ家とノノハラ家。気づけば日は暮れ、時計は午後5時をさしていた。
ノノハラ家に夕飯の用意をすると言って、ランコはハネコを連れて台所へ。

ツバサ、ウメノリ、ノノハラ家、そしてセカイの7人でリビングにいると、チャイムが鳴った。
なぜか応対に名乗りを上げるセカイと、それを承諾するツバサ。

疑問を唱えるノノハラ家の声には耳も傾けず、セカイは玄関の扉を開けた。


チャイムを鳴らしていたのはエノシタ。
その手には、午後5時をすぎても干したままであったエノ家の洗濯モノが。

そして洗濯モノの裏に隠し持っていたナイフが、セカイの腹を一突きで捉えている。

抵抗する間もなくその場に崩れ落ちたセカイは、天を仰ぎ、息絶えた。


あまりに突然の出来事に慄き部屋中を逃げ回るノノハラ家。
しかし次々とエノシタの餌食となり殺害されていく面々。

エ「かかってこいよ」「おいでえ。痛いの一瞬だからさあ」

そして騒ぎを聞きつけ台所から走ってきたランコでさえも、エノシタは刺殺してしまう。


もちろんゲスト陣は自分たちが殺されることを聞かされていないので、戸惑いながらゆっくりと死んだ姿勢に落ち着きます。
ただしN谷で役者だった木尾さんとゲストだった奥田さん・河野さんは飲み込みがやはり早かったです。


奥のアメリカちゃんの部屋へ逃げるツバサとそれを追うエノシタ。

直後、ナイフがアメリカちゃんを捕えたと思われる音と真っ赤な照明。
再びリビングへ逃げてきたツバサの腰は引け、エノシタは完全にツバサを追い詰めていた。

エ「あんたが越してくるから」「あんたが家族に暴力振るうから」「あんたが相手してやらないから」「けど、ランコさんの心の隙間、俺じゃ埋められないんだよ」

ツ「あんな女くれてやる」「天国でも地獄でもどこでもいっしょに行けばいい!!」

エ「天国で愛してやってください」

エノシタは、ツバサにとどめを刺そうと手に持った包丁を振り上げる。


しかしツバサの背中へ包丁を突き刺したのは、その背後から走り込んできたハネコであった。

娘の手で息絶えるツバサ。

予想もしていなかった目の前の出来事に、エノシタも戸惑いを隠すことが出来ない。

エ「お嬢ちゃん…なにしてるんだい…それを、渡しなさい。おじさんがやったことにしてあげるから…」

ハネコはエノシタの問いかける応じることなく、彼をも一突きで殺害。リビングに静寂が訪れた。


血まみれの死体がころがる中、机の下に身を隠していたウメノリがするりと冷蔵庫の前に立った。
冷蔵庫から、切り分けてもいないハムを取り出すと、静かに激しく食らいつく。

ハ「ウメノリ、座って食べなさい」

父親とエノシタを殺害した包丁を片手に、ハネコは静かにウメノリに注意を促す。

姉の言う通り、席につくと再び無言でハムを食らうウメノリ。
勢いのままに食らい、むせるウメノリにハネコがお茶を用意する。

「ゆっくり飲むのよ」

ハネコが用意したお茶を飲み一呼吸置くと、



「ありがとう、お姉ちゃん」




初めてウメノリが笑った。







閉幕。